名古屋のだしとうま味の料理教室ねこまんまです。
うま味の多い食材のひとつ、「チーズ」。昆布やトマトと同じうまみ成分「グルタミン酸」が多く含まれています。少し食べるだけでも、しっかり満足感があるのは、うま味がたっぷりだから。美味しいからもっと食べたい! でも、最近チーズって少々お高いですよね。
そこで今回は、なんちゃってチーズを「パン粉」で再現するレシピです。パン粉がチーズに? なるわけないって? そう言わずに一度作ってみてください! 香ばしさとうま味をパスタに絡ませれば、おかわり必須の美味しさですよ。
パン粉とアンチョビのパスタ‥スパゲッティ・ポヴェレッロ
材料(2人分)
- パスタ・・・・・・・・・140g
- アンチョビ(フィレ)・・3枚
- にんにく・・・・・・・・1片
- パン粉・・・・・・・・・山盛り大さじ3
- ブラックペッパー・・・・適宜
- イタリアンパセリ、またはパセリ(お好みで)・・・適宜
作り方
- 鍋に水を2リットル沸かし、塩を大さじ1と1/3(20g)加えて、パスタを茹でる。
- アンチョビは包丁でたたき、にんにくはみじん切りに、パセリは粗みじん切りにしておく。
- フライパンに多めのオリーブオイル(分量外)とアンチョビとにんにくを入れ、弱火で炒める。
- 香りがでてきたら、パン粉を入れて中~強火にして、パン粉がカリカリになって、少し色づくまで炒めて、ブラックペッパーを振る。
- こんな感じ。焦がさないように注意してくださいね!
- フライパンに、茹で上がったパスタとパセリを入れ、全体に絡めたらできあがり!

にんにくとパン粉の香ばしい香りが食欲をそそります!
イタリアのシチリア地方が発祥のこのパスタは、別名「貧乏人のパスタ」と呼ばれるレシピ。お金がなくチーズの代わりにパン粉を使ったことからそう呼ばれています。
貧乏人…こんなに美味しいのに。少ない材料で作れるので、パスタ食べたい! と思い立った時にすぐ作れるのもうれしいですね。
カリカリに炒めたパン粉とアンチョビが合わさることで、パン粉に塩味をうま味が付いて、まるでチーズのような味わいになります。
パン粉は、フランスパンを手でちぎるか、おろし器で細かくして使うと、さらに本格的な味になります。固くなってしまったフランスパンを使ってもOK! 余ったパンが美味しいパスタのソースになってくれますよ。
だしとうま味の料理教室ねこまんまでは、定番のだし素材だけでなく、野菜やお肉、お魚などいろいろな素材からだしを取ったレシピをお伝えしています。「だしって簡単!だしって美味しい!」がテーマのねこまんま料理教室で、食べてキレイになりましょう!

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