だしを知るとおいしい
ねこまんまは、おだしで優しい和ごはんが作れるようになる料理教室です。
だしってよく分からないしめんどうそう、でも気になっていませんか。
ねこまんまでは、おだしを知るとこんなに美味しくなるんだをお伝えしています。
大阪市中央区谷町にある「こんぶ土居」。北海道で採れる天然真昆布やその加工品を扱うお店で、創業100年余の老舗です。ずっと前から行きたかった。レトロな店構えも素敵です。
こんぶ土居で扱う商品は、加工助剤やキャリーオーバー等表示を免除されているものも含め、一切の食品添加物を使用していないこだわり。醤油やみりん、砂糖や塩など、加工品に使う調味料も全て厳選されたものです。
食品製造業者が安易に化学調味料（表示上で「調味料（アミノ酸等）」）や酵母エキスなどを使うようになれば、原材料を厳しく選ぶ必要がなくなります。こうして作った食品は、本物の食品に比べて安い価格設定が可能ですから、添加物を使わずにひたすら良い食品づくりをしている製造者は価格競争に敗れます。こういう状況が食文化の破壊につながります。 それを阻止するためには、食品製造者は、時代に合った便利な本物を買いやすい価格で作ることが必要で、同時に消費者に正しい情報を伝えることも大切だと思います。
消費者はその本質をつかみ、表面的な価格や広告に惑わされないようにしなければと考えます。また、良いものがあれば自ら買い続けたり、他の人たちにもすすめたりして支持することが必要です。消費者とメーカーの信頼関係が本物を次代に伝えるポイントです。
良いものは確かに高い。だけど、自分のできる範囲で本物の原材料を選び、使っていきたいと思っています。
こんぶ土居を代表する商品と言えばコレ「十倍出し」。10倍に薄めるだけで本格的なだしが作れます。じっくりと引き出された昆布の味わいをしみじみと感じられる一品。
もちろん、余分なものは一切なし。安心して使うことができます。
わたしのオススメ、鶏肉、豚肉、牛ステーキ肉などをソテーした後、この十倍出しを振りかけます。お肉にだしのうま味が染み込むと同時に、脂分が気にならずさっぱりと仕上がります。十倍出しの上位版「本格十倍出し」は、美味しんぼや満点青空レストランでも紹介されていますよ。
だし巻き卵も簡単に作れますよ。上品で優しく出来上がります。お店で売っている昆布の佃煮も最高でした。甘さが控えめであっさりとしているところが好み。通販でも買えるみたいですよ。
最近スーパーでよく見かける柑橘系の果物「はるか」。愛媛県で主に作られているそう。みかんくらいの大きさで、見た目はレモンのように鮮やかな色合いで酸っぱそうですが、これが美味しい。もう何回もリピートしています。酸味は少なく、甘さも控えめで果肉はサクサクしていて、はっさくの酸っぱくないバージョンって感じ。半分にカットしてスプーンで食べるので、むく手間もありません。
見かけたらぜひ食べてみて下さい。
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